2009年12月
第6回:タイの師走
観光ガイドでは、タイの今の季節は、"乾季"という記述になっている場合が多いが、タイ人たちは、"冬"といっている。11月に入ってからは、雨はピタリと止んで、乾季と言える。また、冬と言っても、朝は20度前後、日中は30-32度になるので、日本人の私にとっては、冬の感覚は、殆どない。タイは、日本と同様、南北に長い国で、北部のチェンライやチェンマイでは、朝晩の気温が、ぐっと低くなるそうだ。といっても、13-15度くらいだ。雪など、決して降らない国である。
タイ人の皮膚感覚と、日本人のそれとでは違うようで、タイ人は、今の時期、長袖を着ている人を結構見かける。スーパーの衣料品売り場でも、長袖の所謂"冬物衣料"を売っている。タイでも、この時期は、普段お世話になった人への贈答の習慣があるようで、スーパーでも、臨時の売り場を作って、食品の詰め合わせのバスケットが、たくさん、陳列されている。
常夏のタイなので、外国人の私には、季節感があまりない。また、12月になっても、年末の慌ただしさや、新しい年を迎えるワクワク感も、いささか薄れ気味。国民の95%以上が仏教という国でもあり、今のクリスマス・シーズンも、欧米のような騒ぎは、あまりないように思う。ここPRACHINBURIの老舗ホテルでは、入口部分にイルミネーションが少し飾られている程度である。ホテルのロビーには、クリスマス・ツリーなどのデコレーションはない。会社でも、先月、早々とNEW YERA PARTY2010が、会社のグランドで開催された。やはり、クリスマスよりもNEW YEARなのであろう。
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NEW YEARというと、タイには三つの正月がある。西洋暦の1月、中国暦の2月、それからタイで最大のイベントである4月のソンクラン(水かけ祭り)である。三つもあるので、欧米や日本のように、1月の正月・NEW YEARを、待ち望む感覚は、少ないのかも知れない。
日本語クラスは、12月25日(金)で、今年の全てのクラスが終わる。8月に来てから4カ月あまりになるが、各クラスは、同じ教科書を使ってはいても、それぞれの位置づけまた生徒の動機が異なることから、各クラスにあった内容にする工夫が必要になる。〆
第5回:MAN-TO-MANコース
日系企業における受け持ちの日本語クラスは、①日本に派遣される研修(候補)生の日本語クラスと、②一般社員で日本語に関心を持っている人を対象としたNIGHT CLASSの二つである。
が、今回、社内事情で、上記①を受講する機会がなくて、日本の本社工場への研修派遣が決まった社員が、一人出てきた。日本語は、ゼロ状態。9月に会社のTRAINING CENTERから相談があり、来年3月に日本に発つまで、何とか日本語能力試験3級レベルまでになることは出来ないかと。
3級レベルまでの、日本語学習時間は、300時間が求められる。出発までの約5カ月で消化するには、一か月60時間。一週間で、12~15時間の学習時間となる。これはグループレッスンの場合の時間なので、MAN-TO-MANで対応すれば、これより少ない時間で、達成可能では------と考え、週3回(一回:3時間で、計9時間)で開講することにした。
日本にいるとき、地元の国際交流協会で、MAN-TO-MANでの日本語クラスの経験はあるが、多くは外国人がある程度の日本語力を持っているので、教える側も比較的すんなりTAKE-OFFできた。今回のように、日本語力ゼロの外国人の日本語クラスは、私にとって初めてのこと。会社側には、本人の目標意識の自覚と、努力が肝要であることを伝えた。
対象の社員は、24歳の若手大学卒のエンジニア。10月中旬からクラスはスタートした。 その後、もう一人が加わり二名となった。その加わった社員(29歳)は、数年前に日本への研修経験があり、レベル・アップ・コースへの参加が予定されていたが、やはり数年のブランクで、日本語を忘れており、レベル・アップ・コースでのクラス受講が難しいと判断され、MAN-TO-MANに加わって貰った。
結果的には、一対一のクラスよりも、生徒が二人居た方が、教える側にしても、いろいろなヴァリエーションができるし、また、習う彼らにしても、お互い相手を意識しながら、また刺激しながら受講できるので、良かったと思っている。